コロナ渦以降,学校教育で求められることの一つとして ,「集団の中で他者との関わりを通して成長を目指すこと」が掲げられています。希薄になってしまったこの部分の影響が,今になって現れていると言われています。そこで本校では,「児童との信頼関係及び児童相互のより良い人間関係の形成」を目的に,富士河口湖町立木立小学校の「人間関係づくりプログラム」を参考にして, 短時間でできる取り組みを,全校で行うことにしました。
誰でも簡単にできるよう,「ソーシャルスキルトレーニング」※1と「構成的グループエンカウンター」※2の良いところを取り入れ,「人と関わるためのスキル」と,「ふれあいのある人間関係づくり」を目指し,毎週水曜日の朝の時間に15分間,全校で「ぶどっこタイム」として行っています。ゲームを用いてルールを覚えたり,体験した後の話し合いによって,人から認めてもらう嬉しさについて学んだりしていきます。甲運小の児童がさらに仲良くなったり,自己肯定感を高められたりすることを期待しています。
※1ソーシャルスキルトレーニング:社会生活に必要な対人スキルを練習する訓練法。
※2構成的グループエンカウンター:心理療法や教育の場で用いられる構造化されたグループ活動。特徴は,進行役が設定したテーマやルールに沿って対話や体験を行う。













