冒険ハイクの後は、家で用意していただいたお弁当を友達と一緒に食べました。途中で雨が降ってきましたが、次の「野外炊事」を始める頃には、雨は上がっていました。野外炊事では、「火をおこす係」「ご飯を炊く係」「カレーを作る係」に分かれ、同じ係の友達と力を合わせて一生懸命に自分の責任を果たしました。どの班も大変手際よく、私たち大人が予想していたよりも、はるかに短い時間でカレーライスを仕上げることができました。自分たちがつくったカレーライスを口にした子供たちは、口々に「今まで食べたカレーライスの中で一番美味しい。」と言いながら、美味しそうにカレーを平らげていました。野外炊事で一番大変なのは,厳しいチェックに合格しないと終わらない「片付け」ですが、これもどの班もよく協力して洗い物や掃除などをして、使う前以上にきれいにして返すことができました。また、冒険ハイクと野外炊事には学校運営協議会から3名の方が手伝いに来てくださり、子供達の安全管理を中心に助けていただき、楽しく安全に活動することができました。心から感謝申し上げます。
ここまでしっかりと時間を守ってきた5年生は、予定になかった体育館でのレクリエーションを行うことができました。教員も一緒になって「しっぽ取りゲーム」と「ドッジボール」を楽しむことができました。この経験から得られた「時間は自分たちで生み出すもの」と言うことを学びを、今後の生活でも生かしてくれることと思います。
2日目は、6時に起床し、朝の集いを行いました。きちんと時間を守り、落ち着いて朝の集いを行いました。その後、食堂で朝食を食べた後、部屋を片付けて、自然の家の職員の方に
チェックを受けましたが、どの部屋も一発合格だったことも素晴らしかったです。退所の集いでは職員の皆様にしっかりと感謝の気持ちを伝えることができました。この後は、宿舎にて入浴、消灯となったのですが、宿舎での生活態度も大変素晴らしく、トイレのスリッパを次の人が使いやすいように整えて置いたり、歯磨きやトイレに行く際も静かに廊下を歩いたり、立派な態度が光った甲運小学校の5年生でした。
退所の集いの後は、バスで清泉寮に向かい、そこから美し森の頂上を目指す「絵図ハイク」です。渡された「絵地図」を頼りに班のみんなと協力してゴールを目指します。雨の中でしたが、仲間と励まし合い、全員頂上に到達することができました。あいにくの雨のためバスの中でお弁当を食べましたが、山登りでお腹がペコペコだった児童には、とても美味しいお弁当だったようです。また、その後はバスでファームショップに向かい清泉寮名物のソフトクリームを食べました。お弁当では物足りなかった児童も、濃厚な味で量もたっぷりなソフトクリームには大満足でした。
2日間、精一杯頑張った5年生、甲府へ向かうバスの中では、疲れて眠っている様子も見 られました。しかし、未来の森運動公園の駐車場では、疲れた身体にむち打って、立派な態度で解団式を行い、迎えに来てくださった家の方にしっかり「ただいま」の挨拶をすることができました。